結膜下出血

結膜下出血

気がついたら眼が真っ赤になっていた、でもあまり違和感はない、そんな時は結膜下出血を疑います。

結膜下出血とは?

あまり症状はないけれど、「急に眼が赤くなった」、「家族や近所の人に目が赤いと指摘されてはじめて気がついた」。
このようなエピソードで来院する患者さんに多いのが結膜下出血です。

眼の表面は白眼(強膜)の外側にさらに「結膜」とよばれる透明な薄い膜があります。
結膜下出血は白目と結膜の間に血液がたまった状態です。出血量自体は少ない場合はほとんどです。
結膜下出血

結膜下出血の原因

出血した「きっかけ」も、どこから出血した部位もはっきりしないことが多いです。重大な疾患によらないことが多いので、外来では「鼻血」や「青あざ」みたなものですね、と説明されることもあります。

ただ、結膜弛緩症やドライアイなど眼の表面が刺激を受けやすい、アレルギー性結膜炎で充血し、弱い血管が増えているなどの素因があることも少なくありません。

下の画像のようは瞼裂斑炎という充血しやすい疾患に結膜下出血を合併した例です。

瞼裂斑炎による結膜下出血

 

結膜下出血の治療

眼の赤さは血液が吸収されると次第に消えていきます。ほとんどの場合数日間で吸収されるので問題ありません。

また、ワーファリンなどの血が止まりにくくなる薬を内服している場合は、出血量が多くなりやすいので、眼が真っ赤に見えることもあります。このような場合でも基本的には時間がたてば吸収されます。

 

なお、ごろごろとした異物感が強かったり、炎症が起きている場合には目薬を処方します。

高血圧や高脂血症、糖尿病など動脈硬化の原因となり得る基礎疾患がある方に血管を強くする内服薬を数日間処方することもあります。

 

結膜下出血を繰り返す場合に考えること

「ほとんどの場合数日間で吸収されるので問題ありません」といっても、それは眼の赤みの話であり、出血の原因となりうる基礎疾患を放置した場合、再発を繰り返します。

再発する結膜下出血の原因となりうる疾患として頻度が高いものとしては

などが挙げられます。ほとんどの場合、継続する必要はありますが、点眼治療で十分です。